梅雨の時期はジメジメして、なぜかスッキリしないですね。低気圧が近づくと頭痛がする。とおっしゃる方も少なくありません。でも、ちょっと待って。その頭痛は本当に低気圧が原因なのでしょうか?頭痛のタイプは 1 種類ではありませんよ・・?今回は、頭痛の種類と一般的な対処法をお伝えします。頭痛が起きないよう、普段からお体を整えることが何より大事ですが、どうしても痛いときには参考にしてください。
☆ 偏頭痛の対処法
頭が脈を打つようにズキン・ズキンと痛む偏頭痛は、血管が膨張して神経が圧迫されることによって起きます。そのきっかけは低気圧に限らず、生理前であること、強い日差しを浴びること、明るすぎる蛍光灯の下にいること、休日の寝だめや長すぎる昼寝、激しい運動など様々です。視覚や嗅覚などが刺激を受けると悪化することがあるので、可能なら部屋を暗くして目を閉じ、横になって深呼吸をしましょう。それが難しい環境なら、首の真後ろを冷やすと痛みが緩和されることがあります。
「痛みが引く気がする」と言ってやたらと首の後ろやこめかみのあたりをグリグリとマッサージする・・これは NG です!気持ちはわからなくもないですが、余計に痛くなってしまいますよ。
☆ 肩こりとセットの頭痛は?
ただ、安易に「これは偏頭痛だ」と自己判断して首の後ろを冷やしてはいけない場合もあります。なぜなら、その頭痛が緊張型頭痛かもしれないからです。緊張型頭痛とは精神的・肉体的ストレスによって筋肉が緊張することによって引き起こされる頭痛で、よくあるのが、酷い肩こりと頭痛が併発するといったパターン。肩こりと頭痛はセットでやってくるという方もいらっしゃるでしょう。緊張型頭痛は筋肉をほぐすことで緩和されるので、冷やすより温めた方が効果的。偏頭痛とは真逆の対処法なので、慎重に判断したいところです。軽く首を回してみて頭痛が悪化するなら偏頭痛、緩和されるなら緊張型、という判断方法もありますが、自己判断しにくい場合はどうぞご相談ください。
☆ 薬の飲みすぎには注意!
そして最近増えているのが「薬物乱用頭痛」。薬物と聞くとビックリしますが、偏頭痛の方が良く飲む鎮痛剤などを指すとお考えください。頭痛や生理痛が悪化する前に防いでおこう、と気軽にポイポイと飲んでしまう人は要注意です。「月に 10 回以上の服用を 3 ヶ月以上続けている」なら、誰にでも起きる可能性のある頭痛です。
薬をやめればおさまりますが、自己判断による断薬が危険な場合もあります。毎朝決まって頭が痛くなるのが特徴ですので、当てはまる方は医師の判断を仰ぎましょう。
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よしたか鍼灸整骨院でございます。