From 寺本 悦崇
奈良県橿原市鳥屋町にある治療院より・・・
本日もブログへのご訪問、ありがとうございます。
今回は、肩こり・腰痛に関わる骨の健康に大切なミネラルについてです。
一般的に骨=カルシウムと考える方は多いです。
実はカルシウムは、約99%が骨や歯に蓄えられており、
歯や骨の原料として欠かせない栄養素であることには変わりないのですが、
何事もバランスが大切です。
今回は代表的な栄養素と、理想的な摂取源について詳しくお伝えしていきたいと思います。
カルシウム
丈夫な骨や歯をつくるために欠かせない栄養素です。
牛乳や乳製品に代わるカルシウム源として私がお勧めしたいのが、
ブロッコリーやからし菜、小松菜など、色の濃い野菜・豆類・小魚・海藻類です。
マグネシウム
カルシウムとともに骨の健康維持に必要なミネラルです。
ナッツ類、ホウレンソウ、穀物、海藻類、豆類などに多く含まれます。
飽食の現代、外食やコンビニ食が中心の食生活ではあまり摂取できず、
さらに、甘いお菓子やスナック菓子、ジュースやアルコールを
大量に飲んだりすると著しく消耗するため、カルシウムよりも意識して摂りたいミネラルです。
シリカ(ケイ素)
骨、関節、血管、皮膚、毛髪、爪などに多く存在し、
骨の強度の維持と向上の役割をします。
じゃがいも、小麦、大麦、全粒粉穀類などに多く含まれます。
ボロン(ホウ素)
閉経後の女性の骨密度の減少を遅らせます。
また、骨にカルシウムの吸収を促進するビタミンDの働きを助けます。
寒天、干しひじき、リンゴ、ブドウなどに多く含まれます。
ビタミンD
カルシウムの吸収を助け、体内のカルシウム量を保ちます。
日光を浴びることで体内で合成されるため不足することは少ないとされますが、
骨の成長が早い乳幼児や、骨の密度が減少し、
骨がもろくなってくる高齢者は食事などから積極的に補いたい脂溶性ビタミンです。
魚介類(マグロ、鮭、かつお)、きくらげ、干シイタケなどに多く含まれます。
ビタミンK
骨へのカルシウムの沈着・固定を促し、骨を丈夫にする働きをします。
納豆、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜、海藻などに多く含まれます。
コラーゲン(たんぱく質)
骨の半分はカルシウムなどのミネラル、残りの半分はコラーゲンでできています。
骨を鉄筋コンクリートに例えるとミネラルがコンクリート、
コラーゲン線維が鉄筋に例えられます。良質なコラーゲンのある骨は、
バネのようにしなやかで強度があります。通常、体内で合成されていますが、
加齢によってコラーゲン量は減少してしまいます。
魚の頭や、豚足、鶏の手羽先などに多く含まれますが
食事で摂取しにくい場合、サプリメントでもOKです。
またコラーゲンの生成にはビタミンCが必要となるため、
あわせて摂るようにしましょう。
以上、骨の健康に必要なミネラルや栄養素を見てきましたが、
これらの食材を見てみると、昔から私たちになじみの深い食材ばかりであることに気づきます。
つまり、伝統的な日本食は骨の健康にも理想的な栄養バランスを実現しているんですね!
次に気を付けなければならない骨を弱くする習慣は・・・
次回、ブログでお伝えするとしましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
もしあなたも気になる症状があれば、早めにご相談くださいね。
奈良県橿原市鳥屋町にある・肩こり・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰痛専門治療院
よしたか鍼灸整骨院
寺本 悦崇
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