本日のテーマ、老人性円背(ろうじんせいえんぱい)とは高齢とともに背中の骨がカメさんのように丸く変形する症状をいいます。
人は歳を重ねると例外なしに体が衰え、あちらこちらの関節が変形していきます。特に女性に多いのが(老人性円背)です。
今日は老人性円背になる原因や気になる対処法についてお伝えしていきます。
高齢になると背中が丸くなる(老人性円背)って?
近所のスーパーやコーナンを歩いていると、極端に腰が曲がった高齢者を目にすることがあります。
これは老人性円背という症状で、男性よりも女性に多く見られ、脊椎の椎間板という軟骨が変形して起こります。
その他、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などで弱った胸椎や腰椎に何らかの圧力が加わった時に圧迫骨折をして、それを複数回くり返すことでおこります。
症状は、動かなければ、それほど痛みを感じませんが、無理に動いたり姿勢を正そうとすると激痛に襲われます。
骨粗鬆症が原因で起こる圧迫骨折の場合、「いつの間にか骨折」と呼ばれ、骨折に気づかない間に腰の骨が後に弯曲していきます。
また、台所で漬物石を持ったり、イスに座りそこねて尻もちをついた瞬間に圧迫骨折を起こすこともあります。
主な原因は?
原因はカルシウム不足により骨密度が低下することですが、そんな状態で無理に背骨を圧迫するような動きを取ると、圧迫骨折を起こします。
これを複数回くり返すことにより徐々に腰が後に弯曲していき、周りの筋肉への負担が徐々に蓄積し限界を超えた時にぎっくり腰のような激痛に襲われます。
どんな治療法があるの?
まず第一に、普段の食生活から見直してもらいます。カルシウム、マグネシウム、ビタミンDなどの摂取を心がけ、骨の強度を上げていくことで圧迫骨折を防げるようになります。
当初は無理矢理に姿勢を良くしようとすると悪化する可能性もありますが、当院では患者さんの動きに合わせて、可能な範囲で骨盤や背骨の角度を正しい位置に戻し背骨に負担をかけている筋肉を柔らかく変化させて可動域を広げていきます。
※必要に応じて良い姿勢を維持するための寝方や座り方、歩き方、さらにサポーターやコルセットの巻き方などのアドバイスもしております。
奈良県橿原市鳥屋町にある・ぎっくり腰・肩こり・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰痛専門治療院
よしたか鍼灸整骨院
寺本 悦崇
お電話ありがとうございます、
よしたか鍼灸整骨院でございます。